執筆者:鍼灸師 バランス工房グループ代表 岡林秀和
なぜ、「妊婦になると尿漏れがしやすく」がしやすくなってしまうのでしょうか?
妊娠中に限らず、産後も多く見受けられます。
そういった方をたくさんみさせて頂いている
専門家の立場から、その原因について、
一つのお答えを書かせていただきますね(^^)
この大きな原因は2つです。
まず1つ目は、妊娠中&産後は、
「骨盤の”下”の方が、広がりやすくなる」ためです。
2つ目は、骨盤底筋群が弱ってきて
「”引き締める力”が、弱くなってしまっている」ため。
1つ目の原因があるだけで、骨盤の下にある骨盤底筋を、うまく使えず、
漏れやすくなります。
2つ目の原因だけでも、同じく漏れやすくなります。
実際にクライアントさんを施術させていただいている感覚では
1つ目の原因(骨盤が広がる)から始まり、
2つ目の原因(骨盤底筋が弱くなる)が
次第に出てくるという方が多い感じがします。
ここで妊娠中の尿漏れを改善するために
まず最も必要なことそれは・・・
たった2つです。
これをしていくだけで驚くほど改善してきます。
1、広がってしまっている骨盤を締めてあげる
(できれば、締めた後また広がらないようしばらくトコちゃんベルト2で支えておく)
2、骨盤底筋を鍛える←骨盤の下の方を締めた状態で鍛えることが最大のポイントです。
「なかなか改善しない!」という方の中で、
もっとも多い「改善しない原因」の一つは
2、の「骨盤底筋のみ鍛えてらっしゃる」ことです。
骨盤の下のほうが広がった状態で、
骨盤底筋をいくら鍛えようとしても、物理的にうまく力が入らず
鍛えているつもりでも、鍛えられにくい、ということが起こるからです。
ですので、しっかり骨盤を元に戻した状態(ある程度締めた状態)で
骨盤底筋を鍛える必要があります。
もしあなた様が、トコちゃんベルトなど、骨盤の下側をピンポイントで
適度に締められるものをお持ちでしたら、ただしい位置で巻いた状態で
いわゆる妊婦さん用の尿漏れ体操などをやってみてください。
驚くほど早く改善してきますよ。
これが一番簡単で効果の高い産後の尿漏れを改善するための方法です。
もし、あなた様が妊娠中の尿漏れがものすごくひどかったり、
骨盤周りに少しでも痛みがある場合は、骨盤の歪み(ゆがみ)がでてしまっている
可能性もございますので
一度、妊婦さん専門の整体をお受けいただくことをおすすめします。
理想は、尿漏れがひどいなと感じられたらできるかぎり早めに
直しておかれると早い段階で治りやすいですよ。
「骨盤の”下”が広がる」という表現については、
誤解を招きやすい表現ですので、説明を加えておきますね★
★原因の元は、「ホルモン」(リラキシン)
出産に向けて、スムーズにお産ができるよう、関節や骨盤の動きを柔らかくする
必要があります。そのために適度に分泌されます。
すると、筋肉や靭帯がより柔らかくなります。
(子宮弛緩の役割もあります)
簡単に説明すると、
上の図↑の「恥骨結合」の部分、左右「茶色」の中心部分
(骨盤の下の方)が広がった状態が
「骨盤の”下”が広がった」状態です。
簡単にいうと「骨盤全体が横に広がる」というイメージより
「骨盤の下の方が広がる」というとわかりやすい!?かと思います。
つまり、赤ちゃんが出てくる出口付近がものすごく広がりやすいということですね(^^)
「骨盤が広がる」というと、いろんなインターネットの情報を検索すると
骨盤全体が広がっているような認識があるのですが
そんなことはなく、実は骨盤の「下のほう」が広がりやすいのですね。
下のほうが広がることで赤ちゃんが、出てこられるようになります。
普段は、開かない骨盤が開くのは、特別なホルモン(リラキシン)が出て
筋肉・靭帯などを緩めてくれるからなのです。
骨盤が広がってしまうと骨盤の中の臓器は下に下がってきてしまいます。
出産を期に骨盤の下側が広がってきます。
骨盤の穴が広がります。
広がると尿漏れにつながります。
最低限、骨盤ベルトで、骨盤の下側を支えてあげることが大切です。
この状態でまず生活して頂くのが1つ目です。
どんな骨盤ベルトで支えてあげられたらいいかというと、心地よい骨盤ベルトです。
もしあなた様がトコちゃんベルト2をお持ちであれば、それを骨盤の下側で支えていただけると良いと思います。
有名で使いやすく、バランス工房でもオススメさせて頂いている骨盤ベルトです。
助産師の渡部信子先生の息子さんが考案されたもので素材もしっかりしています。
もともと妊婦さん専用に製作されています。
もしお持ちでなければ、当院開発の非常に心地が良いと評判の美人ベルト(下半身美人ベルト)を巻いて生活して頂ければ、それだけで内臓下垂や下腹ポッコリが解消されてくると思います。
バランス工房製作。
バランス工房のお客様アンケート&実際のお声の中では
もっとも人気が高くオススメします。
フリーサイズ。蒸れにくく、産後垂れてしまったヒップやお腹のたるみを日常生活のみで自然に戻します。
「心地よさ」と「結果」を重視。他の骨盤ベルトと比較すると物足りない感じはあるが、結果は、抜群。
1から3カ月、巻いておくだけ非常に簡単です。
2つ目は出来れば骨盤ベルトをした状態で骨盤高位をしてください。
寝ころんだ状態で腰を浮かします。
腰の下に座布団などをしいていただきます。
頭より、腰が高い位置に来ることを骨盤高位といいます。
この姿勢を取られると、出てしまっている内臓がへっこみます。
骨盤の形が落ちやすくなっているので、落ちにくく変えていく。
日常生活で変えていくことが大切です。
骨盤高位
1, 仰向けに寝て、膝を立て、15センチ程度腰を持ち上げます。
※尻の下に座布団やタオルなどを引くと楽にできます。
2、リラックスして両膝をゆーっくり揺らす。
(5分間)
最低でも数カ月ベルトを巻いて送ることが大事です。
ベルトをつけていただいたうえで、骨盤の後ろ側、お尻側の筋肉を鍛えてあげられると、安産型に近づいてきます。
安産型に近づくにつれて
お尻側の筋肉はどうやって鍛えるのでしょう。
昔でしたら、雑巾がけ、巻き割りなどがあります。
簡単に安産型になり、骨盤臓器脱がよっぽど骨盤に刺激を与えるます。
無理のない範囲で刺激を与えないと変わりずらいです。
ある程度のことはやっていただく必要があります。
ですが、昔に比べて日常生活で骨盤への負荷が減ってきました。
それでは現代、お尻の筋肉は安産型・扁平型にするにはどうしたら良いか?
それはスクワットです!!
ただし、ひざとひざをくっつけてスクワットがありますが、
それではお尻の筋肉がつきにくいです。
ひざとひざを肩幅より広げた状態でスクワットすると、お尻の筋肉がつきやすいです。
もちろんできる範囲で結構です。
ご自身で続けられそうな回数をさがしてみてください。
以下の方は、 妊娠中から産後2年半たっても
「尿漏れがひどかった方の体験談」です。
(トコちゃんベルト2を使用されています)
神奈川県 三浦市 佐々木様
(30代 女性)
「 産後二年半からの骨盤矯正
悩んでいた尿漏れも改善!」
二児出産 産後二年半 尿漏れ 妊娠初期からの恥骨痛
今回、子供を二人産んで、下の子が二年半経ってて、
それでも尿漏れがよくならなくて、インターネットで施術院を探していたのですが、
そこでバランス工房さんを見つけました。
骨盤の矯正というのは、結構あるんですけれど、
産後の骨盤の矯正というところを見つけるのはなかなか大変で、
出張というのに、なかなか考えるところはあったんですけれども、
サロンがあるというのも、決め手の一つでした。
で、実際に来ていただいて、とても丁寧で、
まずトコちゃんベルトを締めた時の、最初の感想も、感動したんですけれども、
終わったあとに、産後2年も経っているのに、その締める動きがかなり違うのにはびっくりして、今まで歩いてきた、自分の歩きはなんだったのか?
というくらい、違いを感じることができたのでぜひ悩んでる方は、
一度お試しください。絶対オススメです。
(♪ 約1分17秒
♪)
みなさん妊娠中(産後)の尿漏れについて
お困りの方は、実はものすごくたくさんいらっしゃいます。
ちょっと恥ずかしくて「周りには言えない」という方も多いのではないのでしょうか?
実際は、あなたさまだけではなく、出産後(妊娠中も)かなり多くの方が、尿漏れで悩まされていますよ、ということなんです。
普段は「広がっていない部分」なのですが、「妊娠中&産後」は
骨盤が広がりやすくなっているために
骨盤の下にある骨盤底筋が、うまく使いづらくなるために
尿漏れが起こりやすくなります。
原因は、はっきり・くっきりしています(^^)
ですので、その原因を改善することを行えば簡単に治ってしまいます。
ですので、骨盤の下側が広がってしまった状態で、テレビや雑誌、ホームページなどに書かれている骨盤底筋を鍛える運動(産後の尿漏れ改善体操)をいくら意気込んでがんばってやってみてもなかなか改善しないということが起こってくるのです。
ですので、何よりも広がってしまった骨盤をまず元に戻してあげて
その上で、骨盤底筋を鍛える運動をすることが何よりも何よりも改善の近道です。
あと数年後には、これが常識になるのでは?とは思っていますが
それまでは周りのみなさんに教えて差し上げる必要があります。
もしあなたさまが良くなった場合は、助かる人が増えますのでぜひ周りの方にも教えてあげてくださいね(^^)
ちなみに、骨盤を締めなくても、骨盤底筋の運動だけで
治る方も中にはいらっしゃいますので、
まずは骨盤底筋を鍛える運動を試してみることもオススメします。
それでも改善されなければ、骨盤の下の方が広がっている可能性が高いわけですので。
また骨盤の下側が広がってくるとこんなことも起こってきやすくなります。
・下半身だけ太くなってしまっている感じがする
・ズボンが、骨盤の下の方やおしりの辺りでひっかかるような感じがする
骨盤の下の方が広がると、下半身が太くお肉がつきやすくなります。
尿漏れがひどい場合には、早めに施術を受けられるのも検討されるとよろしいかと思います。産後のスタイル(特に下半身)にも響いてきますので。
また何よりも、妊娠中に骨盤の下側が広がってくることで
赤ちゃんの頭が下がってきて、切迫早産にないやすくなってしまわないよう
ケアをしておくことをおすすめします。
そのためにはまずはトコちゃんベルトのような骨盤の下側が広がり過ぎないようなもので
骨盤の下側を支えてあげられることが理想です。
(尿漏れがない場合は、それほど骨盤の下側が広がっておらず自身の筋肉で
支えられている傾向が高いといえますからベルトなど特に必要ない可能性もございます)
「尿漏れはすぐには良くならないんだ」
とあきらめてらっしゃる方も多いのですが・・・
まずはご安心なさってくださいね。
尿漏れの症状が軽い場合は、トコちゃんベルトなどを正しい位置に締めて
正しい強さで締めれば、それだけでも少しずつ尿漏れが減っていきますよ。
ちなみに、ご参考までに、骨盤が広がっているときは立ったときに
「ぐらつき感」がでてきやすくなります。
ペンギンさんのような「よちよち歩き」になったりしやすいですね。
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