妊娠初期〜後期 妊娠中の恥骨結合離開 原因と対処方法

妊婦さん産後の骨盤矯正専門


なぜ、妊婦さんは恥骨結合離開になってしまうのでしょうか?

なぜ、妊婦さんは恥骨結合離開になってしまうのでしょうか?

執筆者:岡林秀和執筆者:鍼灸師 バランス工房グループ代表 岡林秀和


専門家の立場から、「妊娠中初期〜後期」にかけて妊娠中に「恥骨結合離開」になってしまう原因について、一つのお答えを書かせていただきますね(^^)


この大きな原因を、簡単にいうと・・・産後は、「骨盤が広がりやすくなる」ためです。

ただこの「骨盤が広がる」という表現は、誤解を招きやすい表現ですので説明が必要です。


★原因の元は、「ホルモン」(リラキシン) 



出産に向けて、スムーズにお産ができるよう関節や骨盤の動きを柔らかくする必要があります。そのために適度に分泌されます。すると、筋肉や靭帯がより柔らかくなります。(子宮弛緩の役割もあります)


本来産後、「骨盤」は、自然に元の位置に戻るのですが、江戸時代のように一日何十キロも歩いている人はほとんどいないため、骨盤周りの筋肉が弱って自然にはなかなか戻らなくなっているというのが原因のようです。


(それに、少し昔は、産後20日間ほどは無理には歩かず、骨盤が元に戻るよう安静にしていた方が多かったようです)

骨盤女性

簡単に説明すると、上の図の「恥骨結合」の部分、左右の茶色の中心部分(骨盤の下の方)が広がった状態「骨盤が広がった」状態です。


「骨盤が広がる」というと、骨盤全体が広がっているような認識があるのですがそんなことはなく、実は骨盤の「下のほう」が広がりやすいのですね。下のほうが広がることで赤ちゃんが、出てこられるようになります。


普段は開かない骨盤が開くのは、特別なホルモン(リラキシン)が出て筋肉・靭帯などを緩めてくれるからです。


骨盤女性

↑このイラストは、骨盤を「下側」(骨盤の底)からみたときのものです。 イメージがわきますでしょうか?(^^)


★ですので、普段は「広がっていない部分」なのですが、「産後」は骨盤が一度広がって戻っていない状態ですので、骨盤(恥骨周辺)にくっついている筋肉や靭帯が余計に引っ張られたりすることで「痛み」が出てきています。


ですので、「この痛みは一生付き合わないといけないんだ」と思っている方も多いのですが・・・まずは安心なさってくださいね。


リラキシンというホルモンはだんだん減ってきて筋肉や靭帯が通常の状態に戻っていきます。(個人差はあります)このホルモンが減る前に骨盤矯正を行うとすごく締まりやすい傾向があります。


骨盤さえ元に戻してあげれば恥骨痛は時間と共に良くなって行きますよ。重症の場合は、恥骨周辺が痛くて歩けないような場合でも1回施術をすることでかなりよくなります。


大抵の場合は、骨盤矯正で締めてあげて、ベルト等で正しい位置・強さで固定してあげればある程度は痛みが減ってきます。


恥骨結合離開が軽度の場合は、トコちゃんベルトを正しい位置に締めて正しい強さで締めればそれだけでも楽になってきますよ。


恥骨周辺の痛みで、痛くて立てない、トイレに行くのに何時間もかかるといった場合でも、ご自身で立ってトイレに行くことができるようにほとんどの場合がなります。


骨盤が広がっているときは立ったときに「ぐらつき感」がでてきます。ペンギンさんのような「よちよち歩き」になったりしやすいですね。


股関節(脚の付け根部分で前や横が多い)がすごく痛くなる場合は、立ったときにご自身の体重が両足の外側にかかっている場合が多いですよ。分かりやすくてもっとも多い症状は、寝返りするとき、ピキッと痛くなる。動き始めが痛いのが特徴ですね。(恥骨周辺痛で横向きになれないということもよくあります)


恥骨の痛み緩和の方法

 

まずは・・・

多くの場合は、楽な方に横向きに寝て、カラダをくの字にして、足の間にタオルケットかクッションなどをはさむと少し楽になることもありますよ。

 

 


痛い恥骨を冷やすor温める?

痛みが出ている患部を冷やしてみて気持ちが良くて痛みが落ち着くのか、患部を温めて気持ちが良くて痛みが落ち着くのか、というのを試してみてください。

患部が炎症を起こしている時は冷やすと心地良いと感じる事が多く、炎症後の筋肉の不調だと温めると心地良いと感じる事があります。

炎症が起こっている時は腫れたり、熱を持ったりしている事があるので炎症が落ち着くまで安静にされる事をおすすめします。


恥骨の痛みの症状が治まってきたら

ある程度症状が治ってきたら、お尻をストレッチしたり、テニスボールで患部を刺激して痛みが軽減するか試してみるのも良いかもです。

どうにも痛みがおさまらない場合はプロにお願いした方が良さそうです。


恥骨の痛み予防対策

まず重要なのが、どの業者にするかは妊婦の方でも施術可能かという事を必ず最初に確認して予約をするようにしましょう。

保険診療可能な整骨院…柔道整復師が常駐して電気治療やマッサージを施してくれます。 (但し、保険診療内だとマッサージ時間10分程度と短め)

鍼灸院…鍼とお灸で治療してくれます。鍼治療は即効性があり直接筋肉にアプローチする事で硬結している筋肉を一瞬にして血流を良くする事が出来る画期的な施術です。 個人差はあるのですが、人によっては即効性はあるが、持続性にやや欠けるので短期間に数回受ける事になるかもしれません。

・上記以外で鍼治療が苦手、整体を試したい、動けなくなった方、近くに望ましい治療院が無い自宅にきて欲しいという場合は弊社のようなマタニティ・産後専門の施術者がいる出張サービスを行なっている整体マッサージや鍼灸のできる店鋪にご相談されると的確なアドバイスをいただけると思います。
整体は時間をかけてゆっくりと全身を指圧や押圧でほぐしていき身体のバランスや骨格を整える施術方法です。
これも個人差はありますが、施術後直ぐに症状が緩和される場合や施術後2~3日後に痛みが緩和されていくパターンがあったりと若干即効性に期待は薄いかもしれませんが急に症状が落ち着くという傾向もあります



バランス工房マタニティ整体のご感想


以下の方は、「産後に恥骨、尾骨の痛みをよくされたかった方の体験談」です。

(トコちゃんベルト2を使用されています)

整体 体験談 ☆東京都 品川区 東大井 S・Yさん整体 体験談 ☆
(20代 女性)

SYさん

メール「恥骨、尾骨の痛みが解消!」
昨日はとっても長い時間丁寧に施術いただきありがとうございました。
母と二人で、先生が帰られたあとも「よかったね〜、すごいね〜」などと 盛り上がっておりました。

大満足だったので、感動を忘れないうちにメールさせていただきます。
妊娠後期に切迫早産で入院になり、その原因が骨盤の緩みからきていると知り、産後は絶対に骨盤矯正をしなくては!と思っていました。

産後は自分でも違和感を感じるほど、骨盤がグラグラし動くたびにギシギシいっているような感じでした。 産後1週間ほどから恥骨と尾骨に痛みが走り、お通じのたびに骨が開いていくような感覚に悩まされました。

いくつも骨盤矯正のお店のサイトを見ましたが、一番効果がありそう!と 直感したバランス工房さんにお願いすることに。
決め手は患者からの視点に基づいたHPづくりでした。不安なことがすべて 説明されていて信頼できると感じたのです。

施術はとても丁寧で、力加減を確認してくれますし、「痛いのを我慢しないように」と仰り終始気持ちいい加減でマッサージしていただきました。
強く押したわけではないのに、みるみる肩や首のコリがほぐれたのは驚きです。 目的の骨盤矯正は恥骨、尾骨の痛みを解消したあとにしていただきましたが、骨がスーッと中に入っていく感じが体感できました。

施術前とはあきらかにベルトの締まる位置が変わっていたのですが 産後お尻から腰にかけて入らなかったウールのパンツ(伸縮性なし)が閉まるようになったのでさらに感動しました!
教わった体操を続けて、これからもっと骨盤を締めていきたいと思います。 次回もよろしくお願いします。 山田 ●●●

 

ハイハイ赤ちゃんハイハイ赤ちゃん

産後(妊娠中)の骨盤矯正についてはこちらでご覧いただけます


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